憧れ? こっちの世界に詳しいのか、興味があるのかのどっちかだな。 「だって、佑斗さんは、強くてイケメン組長で有名ですもん」 そう言うと、華織ちゃんはオレの手を、両手で優しく包み込んだ。 「こちらへ。今日は私が接客させて頂きます」 驚くほど、爽やかな笑顔だ。 不覚にも、ドキッとしてしまった。 ごめん!由奈。