「でも…」 「オレの事はいいからさ、気になるなら由奈のとこに居てやって」 オレかそう言うと、晴彦は張り切って出て行った。 しかし、あいつも結婚したのに、よくここまで由奈の面倒を見るよなぁ。 感心する。 「あっ、旦那。竜二さんから電話です」 「ありがとう」 何だあいつ。 改まって家の電話にかけてきて。