「あれは、まだ若かった青春時代やったな~…」

そう言って、葵ちゃんはどこか遠くを眺める

「なに、年寄りみたいに言っとんねん」

葵ちゃんの言葉に、紀葉ちゃんはがすかさずツッコミをいれた

…やっぱ、三人とも、似た者同士やわ…

「驪眞、実はな、裕芽は最初、葵が嫌いやってんで」

葵ちゃんに変わって、紀葉ちゃんが話してくれる

「嘘やん!!
こんなオカンより、性格メッチャいいんに、何で嫌いになるんよ
もしかして…
オカンは性格も顔も残念やから、全て完璧な葵ちゃんを僻んで、嫌いやったん??」

そうとしか考えられへん!!