強引に入ってきて五分後――…

「イェーイ♪
俺の勝ち勝ち♪」

「やっぱ運強いヒロには敵わんわ~」

「……ありえん…」

…途中から入ってきた奴に…負け…負けるやなんて…!!

あと少しで…勝てそうやったんに…!!

バムと机を何回も叩く

「おぉ~、メッチャ悔しがっとんな~
まぁな、ゲームは俺には勝てへんわ
次頑張るんやな♪」

そう言うと、裕樹さんはポンポンと頭を叩くと、鼻歌を歌いながらどこかに消えていった

「ヒロに勝つんはちょっと大変やな…うん
…さっ、気を取り直して続きやろか♪」

「せやな…うん」

なんぼ負けず嫌いや言うても、あれは強敵過ぎて勝てる気がせえへんしな…うん