「頼むわ…」 行きたくないけど…!! けど…!! 借金…があるし… 「まぁまぁ、んな落ち込むなや」 ポンポンと頭を撫でる、夏璢 「朱刃琉、お前が思とるほど、悪い奴やないで」 「ちゃうて、うちがへこんでんのは、人に借金と言うものをしてしまったからであって…」 あぁ…一生の不覚… 「せやけど、東京行けんねやしええやんけ、なっ??」 「まぁ…それもせやけど…」 「せやろ…って、あれ朱刃琉やん」 「へっ…??」 夏璢はガラガラと、正門の見える窓を開ける そこには帰ったはずの、ナルオがおった