「…ツぁ…!!!!」

足を抱えて踞る、夏璢

「おぉ~、朝倉よぅやった
でも、もっと力入れたらな~」

「ホンマやわ
コイツごときに、ちょっと手加減してもーたわ」

「おっ前…!!
運動部の足を手加減無しで踏む奴おるか、フツー!!」

「はぁ??
手加減したから」

「あれはしてへんわ!!
もっちゃんも止めて下さいよ!!」

「俺には関係ないもん
まぁ、いちおう保健室行ったら??」

それだけ言うともっちゃんは、逃げるようにその場を後にした