隣の先輩。



落ち着いたあたしは,
公園のベンチに
佐藤くんと座った。


周りはもう,
日が暮れていた。


「あんね,美月先輩…
彼女できたって…
あたしのこと,
妹みたいだって……
あたし,何
自惚れてたんだろね…
ははっ……」



全然笑えないよね。

そんな話を
佐藤くんは
黙って聞いてくれている。