『……朔羅……俺はお前のことがずっと好きだった―――』



ずっと…………



怖くて大声も出せない、抵抗もできないあたしに雪斗は手を体に這わせた。




―――



何が



起こったのか分からなかった。



ただ


身を裂くような苦痛と、泣き叫びだしたいほどの屈辱。




どうして……




どうして


どうして





どうして―――――!!!!




信じてたのに…




何を?




好きだったのに…





誰を?







あたしの上で悦を味わう男は






人間の皮をかぶった





獣だった。