結局キョウスケの提案した案を飲むことになった。
「叔父貴、晩ご飯食べてないだろ?(ついでにメガネも)。今準備するから、待っててよ」
あたしが腰を浮かせようとすると、その腕を叔父貴が掴んだ。
「朔羅、話がある。お前らにも」
そう言って叔父貴は目を細め、野郎どもを見渡した。
目が険しい。
―――龍の視線だ。
ドキリ……とした。
みんな叔父貴に睨まれ、石にされたように固まった。
緊張の糸が更に張り詰められる。
「叔父貴……」
「おめぇらの耳にはもう入ってるかもしれねぇことだけど、近々関西白虎会と盃を交わすことになった」
叔父貴の一言一言に、全員が息を呑んだ気配がした。
ピリピリした空気が蒸発して、今にも爆発しそうな勢いだ。
「会長……それはどういうことでぇ。青龍会はそんなにも今ヤバイ状況なんですかい」
最初に口を開いたのは、マサだった。
マサは若けぇが、叔父貴に深い信頼を受け、随分可愛がられてる直参だ。
叔父貴はほとんど空になった湯のみをゆっくりと持ち上げると、
「そうだな。今の状況だったら、な。白虎と手を組む他ない」



