あたたかな温度

 


勘違いのせいで無駄な時間を使ってしまったけど、そのおかげでいつも以上に幸福な気分になれた。


「たまにはこういうのもアリかな」


冬空の下、

あたしは隆彦に聞こえないよう呟いた。




<fin.>