─ガッシャーン!



只今20時30分。



私はやってしまった。



「すいませんっ!」



那実さんにお酒の作り方を教えてもらいながら練習をしていた私は、派手にグラスを割ってしまった。



「大丈夫!焦らないで。今日は私がなんとかフォロー入れるから、光ちゃんは私と一緒にテーブルにヘルプで着いてね。」



「いいんですか?」



「もちろんよ。それとも、No.2の私じゃ不満?」



「そんなこと!全然ありません!」



「フフっ。じゃあ、頑張ろうね!あ、あと言い忘れてた事があったわ。」



「なんですか?」



「明日からは、舞菜さんに着いてもらうからね?」



─マイナ



この店のボス。



No.1の座に立つ人。



そんな人の側で働けるなんてら凄く光栄に思った。



「わかりました。」