『おまえさ、フツー兄貴のとこに住むかよ!!』





呆れた顔でお兄ちゃんが、段ボール箱を開ける





お兄ちゃんは、もう3年前に家を出て





この春から大学4年生






私と言えば、この春から大学生





『しかも、同じ大学ってありえないし』






文句を言いつつも、優しいお兄ちゃんは、段ボールから荷物をだしている





『いいじゃない!!気に入ったマンション見つかるまでだから!!』





口を尖らせながら私がこたえた