キミに捧ぐ


「そうですか
1限目は?」



「俺です」




「じゃあちょうどいいですね


さっき葉月さんが保健室の前にいたのを見たんですよ」




「あぁそれは葉月が倒れたんで運んで寝ている…」




あれ?




「保健室の前…ですか?」




「はい
それで保健室に鍵がかかってて中に入れないのかと思ったので


大丈夫か、と声をかけたんです」