キミに捧ぐ




「もちろん!」


私は笑って颯兄ちゃんに飛びついた


私には家族がいる

自慢の兄が


ただそのことが嬉しい






しばらく感動のハグをしていたところで




「あのう…存在忘れてません?」


あ…


「そうだった…」


「お前いたっけ?」




「きょうだいそろってヒドッ


俺に一番感謝するところだろ!!」