キミに捧ぐ





「っ」




起きるとそこは二回目の天井が



はあ、はあ…




夢なのに…苦しかった



あそこは水だけで暗くて




怖かった…




「はあっ」




「大丈夫?」



「後藤先生…」




「思い出してくれた?」




「はい、ほんっとにすみませんでした」



「はは…ちょっと、キツいよね…」



微かに笑う先生が痛々しいというか…


「頭痛かったろ」