キミに捧ぐ




「嘘だろ……」



信じられないという顔をしている


「そんなわけない!



まだこれからなんだ…


あんなに元気っ…ぁ」



そこまで言うと何かを思い出したように言葉を止めた


「?」


何か覚えがあるのかな…



「いや、何でもない…




あのさ、悪いけど今日のところは帰ってくれないか?
教えてもらっといてごめんな」



「いえ気にしないでください……
さよなら」