キミに捧ぐ

「はぁ~」





大きなため息をつかれた






「やっぱりあんためんどくさいわね。
住ませてあげてるのに文句言うなんて」





「それは感謝してます」





これは本当のこと

嫌がられていてもお世話になっているのは事実で


感謝はしている




「本当かしらねぇ?あんたみたいな子が」






おばさんみたいに情もない様な人に言われたくない


なんて言えないけど




「本当です。兄と2人でご迷惑かけてます」






「ほんと迷惑。邪魔なのよね」