キミに捧ぐ

「私はただ普通に暮らしたいだけなの…
ただ笑って過ごしていたいの…」





普通の暮らしさえ手に入れることができないの?



前は颯兄ちゃんがいるだけで十分だった

笑うことができたし小さいながらも幸せを感じてた




そんな小さな幸せすら今はない






「何?そんなにこの家が気に入らないっていうの?」






「気に入らないとかじゃなくて!
どうして普通に接してくれないかって言ってるんです!」