キミに捧ぐ




自然と体が動いていた



何も言わず抱き締めた


帰らせたくなくて



本当に好きで




俺は酔っていたんだ



「好きだ」


そう言えたら少しはこの気持ちが楽になるんだろうか



俺は寝たフリをして反応をみてた



でも葉月はどこかに電話をかけた


耳をすまして聞いていると、相手は男らしい

しかも葉月を楓と呼んでいた