キミに捧ぐ




「あの男……医者なんだってな」



「……」


何で?って顔してんな




「昨日な、俺が部屋に戻ろうとしたらそいつもいてさ…挨拶程度に話したんだよ」










「こんばんは」




「こんばんは」




「すみません、隣に住む者なんですけど…」


「あ!はい、顔は伺っていました」


「そうですか。なかなか会う機会ありませんけど」


「そうですよね、」