俺自身がおかしかったから、葉月の異変に気が付くことが出来なかった 「おれ……どうしたんだろ」 そんな独り言が宙をまう 身体が熱くなったり 名前を呼んでしまったり …抱きしめたいなんて思ったり 俺の心に、世界に 干上がった部分が なくなった気がした