ううん、ええんよ。修のことは好き・・」


この瞬間、俺は麗を引き寄せとった。


ええんよってなんやねん。

修のことは好きってなんやねん。

俺、選べよ。

麗が他の男見る目も嫌やわ。


「絶対やらんで。」


って口が勝手に動いとった。

そして睨んどった。

また感情むき出しにしてしもた。

麗が絡むとどうも俺、いかんわ・・・。

でも、後悔はしてへん。


それがよかったのかは知らんがそれからは俺の思い通りやった。

麗は俺を選んでくれた。


そして大きな勘違いもわかった。

俺が他の女と遊び行っとった思われてたのは心外やわ。

俺の気持ち、そんなハンパなもんやないのに。



そして泣き出す麗。

見たときは真っ赤に目をしとった。

でもそれがあまりに可愛くてつい・・・いやついじゃねぇな。

前からしたかった。

キスしてしまった。


2度も。


顔まで赤らめる麗。

その顔で」


「雄輔・・・大好きやで!!」


反則やわ。

顔赤くなってへんかこわかったしそれを隠すため俺は気を落ち着かせた。

「知っとるわ。」


これこそがいつもの俺やな。