〔拓斗〕
それは、拓也がいつものように俺達の家に遊びに来ているところだった。

「ねぇ、美優ねぇ?」

「ん?何?」

「いきなり、男の人にキスされたら嫌?」

「そりゃあ、嫌だよ どうして?」

「ううん なんでもない」

「お前、好きな子に無理矢理キスしたとか?」

「っ\\\」

「図星?」

「・・・」

「それは・・・駄目だと思うよ?」

美優が、やんわり否定する。

「確かに」

「って、いきなり寝込み襲ったでしょ?拓斗だって!!」


「美優!!」

「そうなんだ」

「そうなの 起きると、拓斗のドアップでキスされてたわ」

「嫌だった?」

「そりゃあ その時はね?」

「でも、惹かれ始めた?」

「うん\\\」