「まぁ、素直じゃなくても美優は可愛いけどな」

「\\\」

やっぱりいつまで経っても、あたし達はラブラブ??


次の日、いつものように駐車場に車を止めて降りる。

ドンッドンッ

すぐ近くで、車がぶつかる。

ぶつかった衝撃で、車が歪んでいる。

すごい・・・

その車が反動で、通学路を歩いている子供に!!

危ない!!

そう思ったら、体が勝手に動いていた。

ドスッ

痛みなんか感じるまもなく、そこであたしの意識は途切れた。




〔拓斗〕
轢かれそうになった小学生を、美優は・・・


美優は・・・

ドスッ

鈍い音が鳴った。

美優の背中から。

美優を抱きかかえる。

「美優?美優!!」

物音に気付いて、病院の職員が出てきた。