「美優ねぇ、お昼ご飯何?」

「うどん」

「やったぁ~!!」

「お前なぁ・・・」

「何?拓にぃ」

「俺より喜ぶなよ・・・って言うか俺より先に言うなよ」

「そこ、・・・なんだ」

「そうだよ!!」

「もう~静かに待ってて」

「は~い」

「は~い」

俺と拓也は仲良く返事をした。




「お待たせ」

「おっうまそう!!」

「美優ねぇが、作ったら何でも美味しそうでマジで美味しい」

「よかった」




それから昼飯を食い終わり、今度は恋愛映画を見た。

・・・ベタだった。

「もう~どうして、二人とも泣かないのよ!!」

「美優ねぇ、可愛い~」

そう言って、拓也が美優の頭をなでる。

イラッ・・・

「拓にぃ、恐いよ」

「美優に触っていいのは男で俺だけ」


結局その後も、ホラーを見るときは俺の膝に美優を座らせた。