「あっ夏香!!」

「誰だった?」

「夏香」

篠原か・・・

「お邪魔していいですか?」

「ああ」

「どうぞ篠原さん」

「あっこれ、ケーキ買って来た」

「ありがとう」

「ありがとう 冷蔵庫に入れとくから」

「うん じゃあ、あたしと夏香上に上がっていい?」

「ああ」

美優が上に上がってから、自分の部屋に入った。

でも、聞こえてくる隣の二人の声。

「でも、そんなに持って来なかったんだ」

「そうなの?」

「うん 全部、拓斗あっ言っちゃった」

「別にいいよ あたしの前では誰にも言わないから」

「うん 拓斗が、全部用意してくれた」

「ふ~ん 愛されてるね?」

何を言うんだ?

篠原は!?

「そんな事無いよ!!」