〔美優〕

見回りを終らせあたしは少し疲れて、ソファーに横になった。

そのまま、あたしは眠ってしまった。

「んっ・・・」

苦しい。

唇に何かが当たってる?

あたしは、恐る恐る目を開けた。

「んっ!!」

さっきの、要先生の、ドアップだった。

もしかして、これはキス!?

「んっ・・・やめてっ」

そう言うと、要先生は優しく唇を離した。

「何でキスしたんですか?」

「嬉しくねぇの?」

「全然 むしろあたしのファーストキス返して」

「ふ~ん」

そう言って、要先生は部屋を出て行こうとした。

「待っ待ちなさいよ!!」

思わず、呼び止めてしまった。

「何?」

気だるそうに聞く。