「あっ起きた大丈夫?」

「ああ」

「貧血だって 「きちんと寝てきちんと食べてください」だって」

「そうか」

「うん あっご飯取って来てあげる」

「え~マジで!?」

「うん」

「何で、あんなくそ不味いもん食わなきゃなんねぇの?」

「一応、病人だから」

「・・・」

文句を言う拓斗を無視して、ご飯を取って来て自分のも取りに行く。

「待っててくれたの?」

「ああ」

「ありがとね?」

二人でいただきますをして食べ始める。

さっきから、拓斗の視線を感じる。

「何?」

「手作りだよな?」

「そうだけど」

「・・・いる?」

「うん!!」

子供みたいな拓斗。

・・・なんか意外。