「誓います」

美優のほうを向きながら、はっきりと言った俺。

「萩原美優あなたは要拓斗を夫とし、健やかなる時も、病めるときも、喜びの時も、悲しみの時も、これを愛し、これを敬い、これを助け、生涯変わることなく愛することを誓いますか?」

「誓います」

同じく、俺のほうを向いてはにかみながら言った美優。

2人で誓った永遠。

絶対美優を離しはしない。



「終ったね」

二次会も終わり、予約していたホテルに来た俺達。

「ああ」

「予想以上に、疲れたね」

「ああ でも、いっぱい祝ってもらえてよかったな?」

「そだね あたし、お風呂入ってくる」

「俺も」

「えっじゃあ、お先にどうぞ?」

「じゃなくて、一緒に入ろうぜ?」

「・・・今日だけだからね」

「ああ」

まだ、俺の前で脱ぐのを嫌がる美優。

こういう所も、初々しくて好きだ。