拓斗が電気を消してベッドに入ってから、あたしは珍しく自分から抱きついた。

「ん?」

少し不審に思った拓斗の頭には、疑問符が浮かんでいる。

「好き」

甘えたかったと、分かった拓斗は優しく抱きしめてくれた。

そのまま、眠りについた。