「・・・この人!!」

「ふ~ん なぁ、俺とどっちが?」

「・・・」

「ごめん うざかったから、忘れて」

「うざくないよ 妬いた・・・んでしょ?」

「・・・ああ\\\」

「・・・拓斗のほうが好きだよ\\\」

「そうなんだ~♪」

何処と無く、嬉しそうな拓斗。

こういう所は、可愛いなぁ。

上機嫌の拓斗は、あたしの膝に頭を乗せた。

「俺、美優の近くが好き 落ち着けるから」

「っ\\\」

あたしの近くで落ち着けると言ってくれた拓斗。

心がぽっかり温かくなった。



「そろそろ行くか?}

「うん」

今は11時半寒そうなので、いっぱい着込んで家を出た。

神社が少し遠いので、拓斗の車で行く。


「人いっぱいだね」