「そろそろ行くか。じいちゃん達待ってる」 「……うん」 私が立ち上がると同時にリュウくんが微笑みながら、そう声を掛けた。 幼さが残る純粋無垢な笑みが私は好きだったのに、その影はなくて。 その顔はやつれているようだった。 当たり前かもしれない。入院していた三日間。一番近くにいてくれたのは、おじいちゃんでもなくおばあちゃんでもなくリュウくんだった。 従兄という近くて遠い関係なのに、リュウくんは私のことを実の妹のように接してくれる。 もちろんお兄ちゃんのことも。