四月一日もそれ以前も、お兄ちゃんはお父さん達と普通に会話していた。 お父さん達に対する愚痴も聞かされたことはない。 「それじゃあ、警察は何故兄が両親を殺したか分かっているんですか?」 「………」 ほら、やっぱり。 「お前、兄ちゃんから何か聞いてないか?」 「聞いてないですよ。そんなもの」 狂ってる。歯車が狂ってる。