「まさか、下條さんから訊いたんですか?」 「ビンゴ!」 バーン!と、私に向かって親指を立て人差し指を伸ばし、まるで銃を撃つかの様な仕草をするアキさん。からかうかのように。 「なんで下條さんから」 リュウくんも疑問に思ったらしい。でも、私も思う。わざわざ下條さんが言う理由が分からない。 「下條はね、言ってないの」 「え?でもアキさん今」 「ふふ、嘘よ」 アキは、サンドに口をつけた。そして口元を指先で拭い満足そうな顔をした。 「遠足前日の小学生みたいにね――」