やっぱり目立っていたんだ。


キャバ嬢さんたちは何も言わずに話しかけてくれたけれど。



「下條さん」



そう言ってキャバ嬢さんは下條さんを咎める。下條さんはまた目尻を落として切なそうに笑った。



「ほら、こっち来て」



「え?」



後ろで下條さんの名前を呼ぶ声が聞こえる。



下條さんは私の腕を掴んで強引に私を歩かせる。出逢った時のように。



腕を引かれて入ったのはキャバクラの店内。華やかなシャンデリアにお洒落な壁。とても綺麗な店内。



「……すごい」



――ここで夜の蝶たちは輝くんだ



「ほら、ここ座って」