なにもかも。諦めなくてはいけない。立場が違う。 私だって制服着て学校通って。友達と他愛もない時間を過ごしていた。バイトもしていた。 “普通の高校生”だった。 憎くてたまらない。私の運命を変えた犯人が憎い。日常を失わせた犯人が憎い。 お父さんとお母さんの命を奪った犯人が憎い。お兄ちゃんの自由の時間を奪った犯人が憎い。殺してやりたいくらい。 ふと、公園で無邪気な笑顔で遊ぶ幼い子供達が目に入る。