神人~禁断の地~

かと言ってじっとしていれば…。
コツン。
ゲインが動けば剣も出て来る。
「どうしました?」
ゲインが不敵に笑みを浮かべる。バースは動きようがなかったが、一つ気付いた。
「よし」
息を一つ吐いてバースは一気にゲインの元へ駆け出した。ゲインの側にいれば剣だって出て来ないはずだ。バースは次々と出て来る剣を交わしながらゲインの元へ急ぐ。
そして、後一歩という所で、バースは右足を剣で突き刺された。
「!?」
声も上げられない激痛が襲う。