神人~禁断の地~

「私の力ですよ。鏡を通して攻撃する…どこからでもね」
「そうか…」
そしてバースは後ろに跳んでゲインと距離を大幅に開けた。それを見たゲインは首を傾げる。
「どうしました?」
「どこからでも剣が出せるんだろうけど、差した場所で出て来る場所も決まってるんだろ?」
するとゲインは案外簡単に頷いた。
「ええ、その通りですよ。でも、それが分かったところで何が出来ます?」
「お前に勝つさ」
「どうぞ」
ゲインはさっきとは違う鏡に剣を差した。