「よし、いいぞ」
手招きし全員に合図する。次に登ってくるのはケリー。
一歩一歩ケリーが登って来る時、ホントに突然ヘウ"ンが頭を抱え苦しそうに座り込んだ。
「ヘウ"ンちゃん!?」
ジュリアが声をかけるが、ヘウ"ンは苦しそうに呻くだけ。
「おい!」
ケリーに手を貸し上がらせてからヘウ"ンに声をかける。
「早く上がって来い!」
だがヘウ"ンは頭を抱えるだけで、反応をしない。こんな時に死の未来が浮かぶなんて。