神人~禁断の地~

ヘウ"ンを見送り、バースは息を吐き頭を掻いた。
「どうしたんだよ、あいつ…」
と、その時、ホテルのオーナーであるじいさんがやって来て壁に掛かっていた絵を外した。
「あんた達が泊まっているのに、こんな絵を掛けとくのは失礼だろう」
「じいさん…私達の正体分かってたのか?」
年寄りで耳が遠いからと油断した。もし住人にバレていたら…。けどじいさんは、
「あんた達の事を喋ったりせんよ。久し振りの客だからな。ゆっくりしていきなさい」
そしてじいさんは受付の奥へと入って行った。