神人~禁断の地~

ヘウ"ンは絵を見たまま聞いた。
「どうしてバースは一人で任務をしようと思ったの?」
「今回の任務は特殊なんだ。街全体が敵で、危険なんだよ」
「けどそれはバースにだって言える事でしょ?なのにどうして」
「んな事言われても…」
困ったように頭を掻くバース。ヘウ"ンはナスカさんの言葉を思い出しながらバースを見た。
「バースも、私が任務を休んだほうがいいと思ってるの?」
それを聞いたバースは真剣な顔になり、
「ああ」
とだけ言った。