まだ子供のようなのに子供に見えない。それは、彼女にはこの街に味方がいないからだろう。
「けど、あなたって強いのね」
「まあな。旅は危険だからな」
「ねえ、私に協力してくれない?」
「協力?」
「私はゲインを殺す。それに協力して」
「……」
さきほどの可愛らしい笑顔を消し、視線を鋭く尖らせるケリー。その顔からは子供らしさも消えていた。
バースはため息を吐き、
「お前を嫁にするって言ってた奴か?」
「けど、あなたって強いのね」
「まあな。旅は危険だからな」
「ねえ、私に協力してくれない?」
「協力?」
「私はゲインを殺す。それに協力して」
「……」
さきほどの可愛らしい笑顔を消し、視線を鋭く尖らせるケリー。その顔からは子供らしさも消えていた。
バースはため息を吐き、
「お前を嫁にするって言ってた奴か?」


