神人~禁断の地~

「バース…」
ヘウ"ンの身体から力が抜け、小さく泣き声を上げ始めた。
「もう守らなくていいなんて言うな」
バースはヘウ"ンを離し、小さな頭に手を置いて二カッと笑った。
「お前が一人前になるまでは、私が守るからな。嫌だって言っても、追いかけてでも守ってやるからな」
ヘウ"ンは涙を流し、バースに抱き付いて来た。
「ごめん…ごめんバース」
「だから泣くなって。あとあんま力入れるな、痛いから」
「さっきは痛くないって言ってたじゃん」