神人~禁断の地~

魔獣の血をそこら辺にばらまき、ジュリア達は息をついた。
「終わったかな?」
とりあえず魔獣は片付ける事が出来た。後は街の住人を何とかするだけだ。その前にバースを見付けて合流しなくては。
「ヘウ"ンちゃん、行こう」
ヘウ"ンのほうを見るが、ヘウ"ンは血が滴る神剣を持ったままじっとしていた。
「ヘウ"ンちゃん?」
ジュリアがヘウ"ンに近付いた時、ヘウ"ンが神剣をジュリアに向かって振って来た。神剣の刃が掌を掠め通った。