「守れなかった…」
「そう…」
それから二人は黙って歩き続けた。
そして、ゲインは唐突に現れた。ヘウ"ン達の前方に。
「ゲイン…」
奥歯を噛み締めながらバースが睨む。ゲインは気味悪い笑みを浮かべながら首を傾げる。
「どうして生きてるんですか?死んだと思ったのに」
「お前を倒すまで死ねないんだよ」
「ああ、そちらの方に助けられたんですか。ん?」
ゲインがヘウ"ンに笑顔を見せる。
「可愛らしい方ですね。私と結婚して頂けませんか?望めば何でも手に入りますよ」