「煽ってるのか?」
「えっ?」
秋庭さんの手がまた頬に触れる。
「その潤んだ瞳で、紅潮した肌で、濡れた唇で、熱を持った声で俺の名を呼ぶ…誘っているようにしか思えない…」
「私…そんなこと…」
「くっ…もう喋るな…押さえが聞かなくなる…」
「私は…誘ってなんか…」
「それ以上俺を煽るな!!」
秋庭さんのキスは容赦なく私を攻め立てた。
力が抜けて崩れ落ちそうになっても、腰を支えキスを止めてはくれなかった。
永遠に思える時間…
だけどそれはこの沈黙を破るように鳴った着信音によって終わりをむかえた。
急に離れていった温もりに寂しさを覚えたけれど、自分から追っていくことは出来なかった。
「えっ?」
秋庭さんの手がまた頬に触れる。
「その潤んだ瞳で、紅潮した肌で、濡れた唇で、熱を持った声で俺の名を呼ぶ…誘っているようにしか思えない…」
「私…そんなこと…」
「くっ…もう喋るな…押さえが聞かなくなる…」
「私は…誘ってなんか…」
「それ以上俺を煽るな!!」
秋庭さんのキスは容赦なく私を攻め立てた。
力が抜けて崩れ落ちそうになっても、腰を支えキスを止めてはくれなかった。
永遠に思える時間…
だけどそれはこの沈黙を破るように鳴った着信音によって終わりをむかえた。
急に離れていった温もりに寂しさを覚えたけれど、自分から追っていくことは出来なかった。



