借金取りに捕らわれて

そのスーツ達も一時的にベッドへと移す。


その奥にはワンピース達。



「これがいいかな。」



そこからセットアップのキャメルのワンピースを選んだ。


膝が余裕で隠れる丈で、袖にリボンが付いているシンプルなデザインだ。






これもまた『アルムワール・ド・ヨシノ』…






改めて見ると、クローゼットに掛かっているものは地味なスーツ意外全部『アルムワール・ド・ヨシノ』だった。


『アルムワール・ド・ヨシノ』の服はぼぼ母からの贈り物だが、元々ここのデザインが好きで自分で買ったのだってある。

けれど、高級ブランドということだけあって結構なお値段なのだが、訳あってほぼただ同然で買ったものばかりだ。