「わかった・・・。
じゃあまたメールする。」
奈々はそれを言い残し
去っていった。
「亮くん・・・ひどいよ!」
かわいそうだよ・・・。
奈々・・・あたしがついてるよ?
「奈々!」
少し先の廊下で
奈々と合流できた。
「結衣・・・あたし無理・・//」
奈々は
あたしに抱きついて
大粒の涙を流した。
「うん、うん
もう大丈夫だからね?」
奈々はずーっと
放心状態だった。
1人で帰らせるわけには
行かず、俊に事情を説明して
奈々と帰ることにした。
「奈々!帰ろう♪」
奈々は
小さく頷いた。
もう抜け殻のようだった。
.

