あたしと俊は
あたしたちが付き合った公園に
やってきた。




「ここかよ!
なんだ?また告白されたいか♪」




俊は
冗談混じりに話している。




「俊・・・・。
あたしね?
もう俊とは・・・・付き合えない。」




俊の動きが
止まった。




「はっ?
なんでだよ?
好きなんじゃねぇのか?」




ごめんなさい。
俊・・・・。





「なーんてな♪
結衣、告白覚えてるか?」




告白のとき?




「『おまえの心の中を
独占できたとき、そばにいる
権利がある』って。


気づいてんだよ。
結衣の心に和哉がいるの・・・。

もうわかったろ?
今、そばにいる権利がないの♪」






俊・・・・。
ごめんね?




大好きだったよ?
どんなときも君が光だった。





ボロボロなあたしを
かけらのあたしを拾ってくれた。







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