「結菜はかわいい。周りの男が振り向くくらいにな」
「ウソだ~」
そんなことあるはずないと笑いながら、チョコケーキをフォークに刺して口に入れる。
だって、例えば私と龍守が街でデートしてるとき、すれ違った他のカップルの女の子が龍守のことをチラッと見てくことがあっても、男の子が私のことを見てくことなんてないもん。
「かわいい、なんて言ってくれるのは龍守だけだよ」
「なんだ。他の男にも言ってもらいたいのか?」
「別にそんなんじゃないよ。龍守だけに言ってもらえたらいいもん」
「当たり前。俺以外に、結菜のことかわいいとか好きとか、愛してるとか、言わせない」
スっと龍守の上半身が私に近づいてきて、そっと唇を奪われる。
「甘いな」
「バカ。ここ、お店なのに」
「見せつけてるんだよ。結菜が他の男に取られないように」
「取られるわけないのに」
龍守の体が元に戻ったのと同時に、チョコケーキを口に入れる。
さっきと同じチョコケーキのはずなのに、なんだかさっきより甘く感じた。
「ウソだ~」
そんなことあるはずないと笑いながら、チョコケーキをフォークに刺して口に入れる。
だって、例えば私と龍守が街でデートしてるとき、すれ違った他のカップルの女の子が龍守のことをチラッと見てくことがあっても、男の子が私のことを見てくことなんてないもん。
「かわいい、なんて言ってくれるのは龍守だけだよ」
「なんだ。他の男にも言ってもらいたいのか?」
「別にそんなんじゃないよ。龍守だけに言ってもらえたらいいもん」
「当たり前。俺以外に、結菜のことかわいいとか好きとか、愛してるとか、言わせない」
スっと龍守の上半身が私に近づいてきて、そっと唇を奪われる。
「甘いな」
「バカ。ここ、お店なのに」
「見せつけてるんだよ。結菜が他の男に取られないように」
「取られるわけないのに」
龍守の体が元に戻ったのと同時に、チョコケーキを口に入れる。
さっきと同じチョコケーキのはずなのに、なんだかさっきより甘く感じた。


